世界中で『確実・安全』と賞賛される近視手術ですが、では、一体なぜ?われわれの日本では、これほど
までに普及が遅れてしまったのでしょうか?そして、なぜ?いまだに近視矯正手術は「危険・怪しい」と
いうような噂が聞こえてくるのでしょうか?そもそも、近視矯正手術というものは、70年代にロシアの
フィヨドロフ博士によって開発され、近視の効果的な治療法として、またたくまに世界中に広まっていった
のでしたが、あることが原因で日本での普及は、ほとんどみられませんでした。実は・・・驚いたことに
日本では、フィヨドロフ博士よりも20年も前に近視矯正の基本となる技術を、日本の大学教授
(順天堂大学、佐藤教授)がすでに考案していたのです。1950年代に佐藤教授は一躍世界中から注目
を浴び、850件以上の手術が行われたのですが、その手術法自体が、今よりずっと高度な技術が必要
とされ、手術に必要な機器も不足していたことから、手術を受けた患者の2割が後に角膜が濁ってしまう
という「水泡性角膜変性症」という病気が発生してしまったのです。当然、日本においてもこのニュースは
大変な騒ぎとなり、以後長い間、日本眼科学会自体が近視矯正医療そのものを受付けませんでした。
そして、「近視手術は怖い、危険」という当時の事実だけが今だに根強く残り、結果、現在のレーザー
手術においても、こういった悪い噂だけが一人歩きしてしまったのです。現在においては、当時の失敗が
なぜおこったのか?という理由や対策法もすでに解明されており、このような心配は全くありません。
結果的に世界中で一番早く近視矯正医療技術を開発した日本が早熟な段階で失敗してしまい、この
残念な結果だけを理由に、その後に開発された対策済みの安全な近視手術までも否定され続けた事
が、日本での普及をこれほどまでにも遅れてしまった原因となったのです。それらの事に加え、日本人
は、基本的に保守的な思考の国民ですから、なかなか新しいことを受け入れる体質が備わっていないと
いう点も、もちろんあるでしょう。しかしながら、日本でもようやく2000年、近視手術に使用される
エキシマレーザーを厚生労働省が認可。日本眼科学界で近視手術適用に関するガイドラインが
設けられました。
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